現時点の仮説を構造化したものです。結論として断定するのではなく、検証すべき筋として置いています。図と太字だけ追えば全体像が掴めます。背景・前提は「+」を開くと読めます(開かなくても通読できる構成です)。
現場で起きていることを並べると、少なくとも4つ挙がります。ただしこれらは並列ではなく、いくつかは他の結果として生じているのではないか、という見立てです。
現場の症状(上)を、2つの構造的な課題(下)に収束させた見立て
外注そのものを課題とは見ていません。制作を外に出すこと自体は合理的で、内製化を勧める話ではない、という前提を置いています。
検証すべき点:この収束は現時点の推論です。ヒアリングで「実際に②が痛いのか」を確認する必要があり、もし①が支配的なら訴求は価格側に寄せることになります。
課題の中心が「事前に読めないこと」だとすれば、打ち手は「事前に読めるようにすること」。価格や速度の勝負とは別の軸が立つ可能性があります。
判断のタイミングを「後」から「前」へずらせないか、という発想
素材を入れて多言語の動画が出る形にできれば、待ち時間と費用を圧縮できる見込み。
実物のケースがあれば、発注前に質を判断してもらえる。ここが差になり得ると見ています。
日/英/韓/繁体。需要に対して供給が薄い領域を取りにいく余地がありそう。
速度とコストは、他社も同じ主張ができる領域です。AIツールの普及が進めば「速い・安い」は差になりにくくなる可能性があります。
一方で「発注前に品質を判断させる」は、見せられる実物を持っていて初めて成立するため、同じことをやるには手間がかかります。モデルケースの整備が、単なる実績づくり以上の意味を持つのではないか、という整理です。
成立条件:品質を担保する運用(型・多言語処理・人の確認)が実際に機能すること。ここが崩れると全体が成り立ちません。
鰻人とジンギタンは別の店舗で、条件も強みも異なります。どちらかを主・従にするのではなく、違う仮説を検証する2本の実験として並列に走らせる体制を想定しています。
主従ではなく、検証する仮説が異なる2本の並列実験として設計
1本だけだと弱い理由:成功しても「その店が良かっただけでは」と受け取られやすい。条件の違う2例があると、成果が店舗固有ではなく型に由来する可能性を示しやすくなります。
役割を分ける理由:同じ検証を2回行っても得られる情報が増えません。あえて違う軸(多言語/業態再現性)を割り当てることで、少ない実験回数で判断材料を増やす狙いです。
運用のしやすさで見れば代理店、話の通りやすさで見れば飲食店。優劣というより性質の違いに見えるため、現時点では両方を並行して当たる想定です。
優先順位を決め切らず、両方に当たって反応を見る想定
代理店に裏側で提供する形(白ラベル)は、営業をかけずに広がり得る点が魅力ですが、条件面の設計が必要です。この論点はP9の白ラベル代理運用の検討内容を参照してください。
実際に画面を触る人を想定すると、作る人と確かめる人に分かれそうです。両者は求めるものが反対に近く、ここを混ぜると設計が中途半端になる恐れがあります。
求めるものが逆方向のため、役割を分けたうえで「承認」でつなぐ形を想定
不安が最も下がるのは承認の瞬間で、編集機能の充実ではなさそうです。「勝手に公開されない」という保証が、任せることへの抵抗を下げる要になり得ます。
導入前:実物を見せ、相手の素材で1本だけ試作する。ここで「発注前に品質が分かる」が成立します。営業の場面が、そのまま製品体験になる想定です。
運用時:素材を入れると候補が複数上がり、作るのではなく選ぶ作業に変わります。確認は一往復で終わる形を目指し、店主側の判断は単純化する方向を想定しています。
画面単位の要件・詳細なペルソナ・ユースケースは、別資料「顧客目線のプロダクト分析」に切り出しています。
課題の中心が「事前に読めないこと」だとすれば、言葉を尽くすほど不安が減るとは限りません。実物を見せ、相手の状況に当てはめ、小さく試す順序を想定しています。
順序について:最初の接触で契約を目指すと、相手は「また賭けか」と身構えやすい。まず実物で品質を確認してもらい、次の一歩だけを提案する形が現実的ではないか、という見立てです。
収益の形は未確定です。未定 案件ごと/継続/成果連動など複数あり得ますが、いずれにせよ「外注と比べてどれだけ見合うか」を説明できることが条件になりそうです。上の階段で「継続」を中心に置いているのは現時点の想定で、検証次第で変わり得ます。